結論から言ってしまうと・・・
身体障害者になる前となった後で仕事の内容や業務量に変化はありません。
えっ・・・Σ(・□・;)
身体障害者だから、特別にお休みがいただけるとか、他の人よりも業務量が少ないという優遇制度はありません。
現在の法律では障害者の雇用を促す法律はあっても、障害者がどのくらいの時間働くとか、健常者の何割の仕事量をこなすというものを決める法律はありません。
つまり、職場によって違うということです。
まぁ、お金をいただいているのですから、当たり前ですよね・・・
給料も普通の方と同じようにいただけるのですから、感謝です。
身体障害者になる前の仕事内容と業務量
私は理学療法士として、地方都市の急性期病気で働いています。
理学療法士の仕事について詳しく知りたい方は↓こちら↓を読んでね😄
完全週休2日制 8:30~17:00(休憩1時間含む)という勤務形態です。
1日に担当する患者数は12~15人前後。
それに加えて、多職種カンファレンス※①、会議、カルテ記載※②、書類作成があります。
残業は1日1時間~1.5時間で、月平均20時間程度。
業務以外でも勉強会の資料の準備やカンファレンスでのプレゼン資料の作成などがあり、帰宅するのは19時くらいという感じでした。
大動脈解離で倒れた当日も、厚生休暇(年4日間の休日)を利用して、心臓血管外科の手術見学をしていました。
自分が働いている病院は組織が大きいので、ホワイト企業だと思います。
残業代をつけないと逆に怒られるくらいですので、恵まれた環境だと思っています。
※①:様々な職種の医療スタッフが集まり、患者さんについて議論すること
※②:実際にリハビリした内容などのパソコンに記載する作業のこと
身体障害者になった後の仕事内容と業務量
身体障害者になった後、しばらくは業務量を減らして働いていました。
復職後の様子については↓こちら↓を読んでね😄
半年くらいは業務量を減らしていましたが、体力が戻ってくるにつれ業務量も他の人と同じになっていました。
復職から1年くらい経った頃には、心臓リハビリを一緒にやっていた先輩が退職したこともあり、身体障害者になる前よりもたくさんの患者さんを担当していました。
さらに、医師や看護師、栄養士と協力して心疾患に関連する勉強会を院内スタッフに向けて、開催することになり、仕事量はどんどん増えていきました。
とても充実していたので、全く苦にしていませんでしたが、いま思うとよくやっていたなと思います。😅😅
病気になって8年経った現在はいろいろあって、担当する患者数は3分の2くらいになっています。
障害者雇用促進法
障害者の雇用義務等に基づく雇用の促進等のための措置、職業リハビリテーションの措置等を通じて、障害者の職業の安定を図ることを目的に制定されました。
この法律では会社(事業主)に対して、一定の人数の障害者を雇用することを義務づけています。
また、障害者雇用数が少ないと会社は罰金(障害者雇用給付金)を払う必要がありますし、障害者雇用数が多いとご褒美(障害者雇用調整金)がいただける仕組みとなっています。
詳細については厚生労働省のホームページから抜粋しましたので、ご参照ください。
もっと詳しく知りたいというかたはこちらのサイトが分かりやすかったので、見てくださいね♪
https://challenge.persol-group.co.jp/lab/fundamental/fundamental/fundamental004/
まとめ
障害者の雇用を促進する法律はありますが、障害者の仕事内容や業務量に関する法律はありません。
私の職場はとても理解のある職場なので、いろいろと配慮していただいていますが、会社によっては、健常者と同じように働かないといけないことがほとんどだと思います。
障害者になってしまったという方は、働き方について職場長と一度、話してみることをお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪