理学療法士はリハビリの仕事。
なんとなくイメージがつくけど、詳しくはわからない・・・
そんな方が多いのではないのでしょうか?
そこで・・・・・・・
私の一日の仕事の流れや勤務形態などを詳しく教えます。
理学療法士といっても、働く場所は本当に様々です。
日本理学療法士協会のホームページをみてみると、会員がどこで働いているのか詳しくみることができます。
http://www.japanpt.or.jp/about/data/statistics/
理学療法士が一番働いている場所は一般病院で約44000人。これはおそらく、リハビリテーション病院などリハビリを専門に行う病院のことを指していると思います。
次に総合病院で18000人。そのあとは診療所、介護老人保健施設と続きます。
意外に多かったのは自宅という人。なんと・・・20000人以上もいます!!
おそらく、どこにも所属しておらず、理学療法士として働いていない方も多いと思います。
ちなみに、私の職場は政令指定都市にある地域の総合病院です。
受け入れられる患者数は800人前後。(大学病院は1000人前後のところが多いので、イメージとしては大学病院より少し小さい病院です。)
ほとんど全ての診療科を有しており、特殊な疾患でなければほぼ治療は可能です。
理学療法士の一日とは・・・
- 8:30 朝礼~掃除
- 8:40 ミーティング
- 8:45 カルテチェック(担当患者さんの夜間の様子や治療の進行状況、病態などを確認)
- 9:00~12:00 患者さんのリハビリ 午前の部:患者数は6名程度(患者さん一人に対して20~40分)
- 12:00~13:00 昼休憩(私の場合は昼食後に20分程度昼寝)
- 13:00~13:30 カルテ記載・カルテチェック
- 13:30~16:30 患者さんのリハビリ 午後の部:患者数は7名程度(患者さん一人に対して20~40分)
- 16:30~17:30 カルテ記載、各種書類作成
大まかにはこのような感じで一日が流れていきます。
曜日によっては多職種カンファレンス(医師や看護師、薬剤師、栄養士などいろいろな職種が集まり、患者さんのことについて議論する時間)があったりするので、終了が遅くなることは多々あります。残業は1か月で20時間程度でしょうか…人によって異なりますが、19時以降に残っている人はかなり少ないです
座っている時間は少なく、ほとんどの時間は立っているか、歩いています。
数日、万歩計を装着して、仕事中の歩数を確認したところ、15000歩くらいでした(゚Д゚;)
毎日、疲れます(苦笑)
総合病院や大学病院のような急性期病院は、患者さんの入れ替わりが激しく、比較的忙しい人が多いのではないでしょうか。私が前に働いていた病院は普通に20時くらいまで仕事してました。もちろん超過勤務は申請していましたが・・・
体力的にも精神的にもなかなかきついので、数年働いて辞めていく方もそれなりにいらっしゃいます。
理学療法士の勤務形態とは・・・
私が働いている病院は、完全週休二日制。日曜日+どこか1日という感じです。
平日に休みがあるので、空いている時間帯に買い物をしたり、ランチに行ったりすることができ、楽しい時間を過ごすことができるのはメリットだと思います。
リハビリ専門の病院では「365日リハ」と言って、休日も祝日も関係なくリハビリを実施する施設が増えています。その場合は、日曜日や土曜日に休みがない場合も普通にあるそうです。家族がいる人にはちょっと辛いですね・・・
診療所などは日曜日+土曜日午後+平日午後というところが多いと思います。
朝、ゆっくり寝られる日が1日しかないのはつらいですね・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
理学療法士の給料は・・・
私が働いている病院は給料が安いので、あまり参考にならないと思います。
介護老人保健施設や診療所の正社員のほうがお金はたくさんいただけるようです。
20代で概ね400万円台
30代で概ね500万円台
という感じでしょうか。働く場所によって全然違うと思いますので、ご参考までに。
看護師さんのほうが給料はかなりいいと思います。
夜勤などを行っていることもあると思いますが、初任給で月30万円を超えると聞いたこともあります。
お金がすべてではありませんが、お金は大切ですもんね~
理学療法士という仕事を少しは知っていただけたでしょうか?
要望があればもっと詳しく書きますので、コメントを御願い致します。