大動脈解離で緊急手術をした私は、復職まで約4か月間、仕事を休みました。
その間、お金は大丈夫だったのか・・・
同じような心配をしている方が、たくさんいらっしゃると思いますので、ここでは、休職時のお金の話を実体験を踏まえて、お話したいと思います。
休職して初めて知って傷病手当金
会社員は傷病手当金といって、病気やけがで働けなくなった場合に、健康保険組合から給料の3分の2に相当する金額が支給されます。
(個人事業主の場合は、国民健康保険に加入されている方がほとんどだと思いますので、傷病手当金の支給はありません。Σ( ̄ロ ̄lll))
ここでいう給料とは正確にいうと標準報酬月額平均額となります。
標準報酬月額ってなに?
全国健康保険協会によれば・・・
月給・週給など一定の期間によって定められている報酬については、その報酬の額を月額に換算した額
とのことです。
う~ん・・・よくわからん。
ものすごく簡単に言うと、会社からいただく総支給額に相当する金額!!
手取りの給料ではなく、厚生年金料や社会保険料、住民税などが引かれる前の金額のことです。
私の働いている会社が加入している健康保険組合は、傷病手当金を以下のように定めています。
- 支給されることとなった日から最長1年6ヵ月間、
- 休業1日につき、直近12ヵ月間の標準報酬月額平均額÷30×3分の2相当額
実際にもらった金額は・・・
私の場合、当時の総支給額は、月31~32万円。
手取りで月25~26万円くらいでした。
傷病手当でいただいた金額は・・・月21~22万円くらいでした。
意外ともらえるんだ!と思った方もいれば、全然もらえないじゃん!!と思った方もいるのではないでしょうか?
私の場合は、前者でした。社会保険のシステムなんて全く知らなかったので、働かなくてもお金がもらえるんだということを知って、当時はとても安心したことを覚えています。当時はまだ子供もおらず、妻もパートで働いていたので、お金にすごく困ったということはありませんでした。
もちろん、世帯によって、支出の金額が違うので、傷病手当金だけでは全然足りないという方もいると思いますが、お金のストレスを減らすという意味でも、傷病手当金については知っておいた方が良いと思います。
頭の片隅に置いておいてくださいね。
まとめ
病気になって働けなくても傷病手当金が支給されるので、収入がゼロにはなりません。
ただ、総支給額の3分の2程度なので、病前と同じような暮らしをすることは難しいと思います。
それでも働かずにお金を頂けるのは本当にありがたいことです。
病気になっていろいろなものに守られて生きているなって本当に思いました。
日本という国、勤めている会社。
本当に感謝です。
次回は、「傷病手当金だけじゃ、生活できない!?○○を忘れるな!」ということで、自分が休職中に傷病手当金を頂いて気付いたことについて、書かせていただきます。